宇部市から福岡市博物館まで、
入場者もそれほど多くはなかったので、音声ガイドの解説を聞きながら、ゆっくり作品を鑑賞してきました。
数々の展示物から、エリザベートの数奇な運命が窺えます。フランツ・ヨーゼフ皇帝に見初められ、皇妃になったエリザベート、物語的にいえばシンデレラストーリー、二人は永遠に幸せに暮らしました・・・となるはずですが、現実はそんなに甘くない。数々の試練がエリザベートを待ち受けていました。
身長172cm、体重50kg、ウエスト50cmという驚異のプロポーションを維持したコルセットや、エリザベートの美しさを一層輝かせた装飾品や、意匠を凝らした様々な美術工芸品が多数展示されています。そして、エリザベートが最も愛した肖像画「オーストリア皇妃エリザベート」(1865年・ヴィンターハルター作)に描かれた「星の髪飾り」の実物が今回、世界で初めて公開されます。
「星の髪飾り」は4つの頂点を持つ星が二つ重なり合った形になっており、これにはエリザベートの願いが込められています。一つ目の星の頂点は4つの民族を表しています。オーストリア・ハンガリー・クロアチア・チェコの4つです。もう一つの星は、それぞれの地域の生活基盤を表しているそうです。オーストリアは統治、ハンガリーは農業、クロアチアは漁業、チェコは工業・・・オーストリア帝国の4つの民族が助け合い、帝国の繁栄を支えあってほしいというエリザベートの願いがこの「星の髪飾り」に込められているといわれています。
お土産に買ってきた箱の中には金平糖、残念ながらエリザベートの愛した「すみれの砂糖漬け」ではありませんでした。
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